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『コント馬鹿』新書のご紹介。 3月10日頃発売! 書き下ろし芸人小説

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株式会社 オフィスブルースエット

タレント、講師 派遣 / 展示会運営 /イベント制作演出運営進行

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小説〈ゆーとぴあ〉ホープ

定価1,890円(税込)/四六判上製/264ページ

出版:芸文社

 

還暦のコント芸人、元〈ゆーとぴあ〉ホープこと、城後光義

その半生を通して、師弟、親子の哀歓を描く本格芸人小説。

芸人伝の名手・吉川潮の書き下ろし最新作、いよいよ刊行!

コント馬鹿・城後光義、芸人人生途半ば——。

今は亡き師匠・レオナルド熊と、修業の厳しさ——

「お前の顔は普通すぎて面白くないんだ。」

仲間との葛藤、——

 「先輩、トリオから抜けてもらえませんか?」

売れて見返し、親孝行も——

「お前もようやく、一人前だね」

しかし、ブーム後の落魄の日々——

「芸人なんだから、当たり前の幸せを

求めるのは、虫が良過ぎるって」

肉親の死と仲間の死。 そして、還暦芸人の叫び——

「生き残った芸人の苦しさがわかるか?

これから時代が変わって、若い連中が続々と出て来る。

それを見なきゃいけない芸人地獄もあるんだ。」

 

 

 

■ストーリー

還暦を迎えたコント芸人・城後光義は、クリスマスの夜も、いつものようにほろ酔い気分で新宿歌舞伎町を歩いていた。迷い込んだ小路

の奥に教会には、神父がひとり。酔い醒ましに〈懺悔〉とやらをやってみようかと――城後は自らの人生を振り返る。

貧乏だけど楽しかった子ども時代、就職直後の姉の自殺で人生を考えた末、家出して大阪吉本へ入社。白木みのるの弟子になるが失敗ば

かり。東京に夜逃げして新宿のミュージックホールにもぐり込み、そこで漫才コンビを結成するがうまくゆかず、熊田にげろう(のちの

レオナルド熊)に弟子入りしてコンビを組む。厳しく、かつ理不尽な修業に耐えながら芸人として成長、独立してトリオコントで売れ始

め、ゴムパッチンのネタも開発したが、仲間の離反で一人ぼっちになる。原因は熊流のコントの匂いが、テレビ向きではなかったか

ら.....

自分の芸風に悩む城後。しかし、親友・マギー司郎の温かい励ましもあって一念発起、新たにコンビ〈ゆーとぴあ〉を組むと、またたく

間に漫才ブームに乗ってブレイク。テレビにライブにCMに大活躍。しかし、それも後続のコント芸人たち、とりわけ師匠・熊と友人・石

倉三郎のコントレオナルドの大活躍で次第に影が薄れていく。

ブームの終焉とともにネタも飽きられ、相方の覇気のなさに失望し、酒博打、女におぼれ始め、いつしか事務所もクビになる。借金も雪

だるま式に増え、自暴自棄の日々。やくざに借金しに行ったり、アフガニスタンでコントをしたり…。城後の人生はあちこちに転がり始

める。

拾われた事務所で舞台に出たり、レポーターをやったりするが、やっぱりどうしうてもコントがしたい。思いがつのる中に、師匠・熊や

芸人仲間、佐々木つとむ、星セント、はらみつおらが死んでいく。妹もガンで亡くなり、母親は認知症。城後自身も大腸にポリープが見

つかる。

人生土壇場、切羽詰まった城後は、最後の開き直りで新たなコント軍団を結成、どうしようもくジタバタして生きることを選ぶ。

コントを生きるコント馬鹿・城後は、まだまだしぶとくジタバタ生きてゆく――。

 

著者紹介

■吉川 潮 よしかわ うしお

一九四八(昭和二十三)年生まれ。立教大学卒業後、放送作家のかたわら演芸評やコラムを発表、のちに小説家として執筆開始、一九九七年『江戸前の男 春風亭柳朝一代記』で新田次郎文学賞、二〇〇五年『流行歌 西條八十物語』で大衆文学研究賞を受賞。著書はほかに『浮かれ三亀松』『芝居の神様』『本牧亭の鳶』『芸能鑑定帖』『戦後落語史』など多数。落語立川流顧問。

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